超自我を書き直すための小学校〜きのくに子どもの村小学校

  • 2011.11.23 Wednesday
  • 23:17
JUGEMテーマ:教育
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 まず、講堂に入るとスノボーのできそうなU字の坂や
ターザンがやるような綱が天井から降りていて
子どもたちが主導になって
名札をつくるように教えてくれる。

時間になってもベルやチャイムがならない。
年上の子が下の子を上手に促しながら
教室に入ってそれぞれのプロジェクトに入る

クラフトショップは輪ゴムの鉄砲つくり
のこぎりを使ったりしている・・・

よくばり菜園はおまんじゅう作り
4人分の作り方の材料から
10人分や60人分の材料を出す
そんな実践の中で分数や割り算が使われる
はかりの上に直接粉を乗せ計ろうとすると
もう一人がちょっと待ったと紙を見つけてきて敷く
(ボールもあるのに・・・)と大人は思うけど
ここでは大人が指示をしない
だから子どもは何度も失敗しながら
成功するまで続けていく

「隣の班はスプーンで混ぜてるよ」というと
「僕らは僕らのやり方でやるんだ」
と夢中になって目をきらきらさせている子どもたちばかり


焼印まであってプロ級
それを100円で売ると
とってもおいしくて完売。

昼食もバイキング。
メニューも子どもが作り買出しもする
嫌いなものはとらなくて良い。

いすも自分で用意して
好きなところに座る息子が
頼もしく見える・・・

午後は、別荘作り、温室作りに分かれるが
授業中?と思えるほど静か・・・

先生は大きな声で指示をすることもない
穏やかなやさしい声でお互いが話す
並んだりしない
輪になって集まるのも新鮮

命令もないし、脅したり
言い聞かせたりということもない・・・

そうやって意識にいくらいっても
潜在意識が勝手にやることが多いのだから・・・

困っている子は実は不幸な子なんだという。
彼は内心で自分自身と戦っている
その結果として外界と戦う
という講演会で聞いたニイルの言葉。

外で問題を起こしたりするのは
いい子にしなきゃという反動だったり
潜在意識や無意識がやっていること・・・
中は混乱だらけなのだ・・・

悪いことをした子に先生が
「どうしてそんなことするの?」と聞くと
「知らない。僕の心に聞いて」と返事
名言だと堀さん。
この校長先生が実にいい・・・・

これほどの人は今まで出合ったことがないほど
子どもへの愛情と信念と飾らない人柄と
実践力と行動力と語りつくせない魅力がある

ぜひ彼の著作を読んで欲しい
ニイルの教育方針を受け継いでいる
国内でもまれな本当の子どもの幸せのための学校である

今までたくさん親とか先生とかに刷り込まれた
思い込みやコンプレックスなどで
超自我と、意識と無意識が戦争状態にあるので
それが表面化しているんだから
罰を与えたり、こんこんと説教するより
古い超自我を取り去る場所として
あたらしい超自我に書き換えるために
学校があるのだという方針。

自己主張が強烈に強い子どもでも
好きなようにしたら不自由になることを体験する中で
工夫をして折り合いをつけて
新しい超自我が生まれていく

子どもは愛することはできないらしい

特に小学校二年生くらいまでは
愛されることだけを求める

人と仲良くするとか、弟や妹をかわいがれといっても
無理なのだとか・・・

ここの子どもたちは良く笑う

最も良い先生は子どもと共に笑う
最も良くない先生は子どもを笑う
さらに先生は付け加える・・・
もっと悪い先生は子どもに笑われる・・・

先生と呼ばれる大人はいない・・・

年齢が行くとこの超自我が変わりにくく
高校生くらいになってこの学校に来ても
無意識に校長先生に頭を下げてしまうのだとか・・・

小さければ小さいほど子どもたちは
大人との垣根を越えて
自立していく・・・

文集の内容がすごい・・・
堆肥から作り、野菜を育て・・・それで料理する。

すべて子供だましではない

普通の学校なら高校生レベルの小学生の扱う
研究テーマに驚く!

ほとんどが寮生活
小学生のうちから親元を離れてと非難の声もある中
在校生の親御さんの話から
以前より深い親子関係が築けているという

時間が長ければ良いと言う者でもない

どうしてもうるさく言って聞かせようとしたり
失敗する前に
教えようとしたりして
反発されたり、
子どもの自尊心を傷つけたり
どこかで否定ばかりで劣等感を植え付けるばかりで
子育て失敗したかなというような
同じ悩みを抱えた親が多いので
離れる寂しさはどちらにもあるだろうけど
その分、学校で全力で遊び
放課後も塾通いなどでかわいそうな少年少女時代のかわりに
またみんなと思いっきり遊び
そんな時代をすごす子どもたちは
24時間一緒に暮らすことで
今だけ我慢したらいいとか器用なことができないので
話し合いながらお互い考え、
自分たちで人にもまれながら気がついていくようだ

12月には誰でも体験できるゆきまつりが開催される

ぜひ参加されることをお奨めする

 


 

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プロフィール

ニューヨークで歌と演劇を学び 帰国後はミュージカルカンパニーで活動したり、 アイドルのマネージャーをするなど芸能に携わるなど 思いのままに行動し、自由に暮らす。 結婚・出産後は 夫の負債を背負い経済的に追い詰められ、 育児に不安を抱えながらも 社会運勢学の第一人者・村山幸徳氏のもとでの気学や仏教について学び、 方位を活用し、 出会う人の言葉を受け入れ、 流れのままに生き始める。 子育てをしながらでも自分の好きなことをしようと 師の教えを基に気学講座を開き、 多くの女性が自立できるよう気学を伝授する。 受講者の自立を促すため、支払いにルールは設けず、 物々交換や数年後の支払いなど、なんでも「よし」とし、 銀行口座を見ることもなかった。 それでも豊かさは循環するようになり その後も心の向くままに、 見えない世界、エネルギーの世界、神秘の世界を学び、 世界を旅するように生活する。 2020年。 あるきっかけで自分の過去生をみにいくことに。 霊的能力の高い神官だった自分が過去にしていたことを見た時 神秘の世界と 今ここにある日常の生活とのバランスの大切さに気付き 新たな人生のフェーズへと入っていく。 現在は、波乱万丈な人生での学び・体験を伝え、 女性が自立し、自由な人生を送るために ありのままの自分を生きるセッションを行う他に 「人生を心から楽しむ 心理学の講座」 「易の講座」などを開いている。

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